せどりを始めるとき、僕は何も分かっていませんでした。店で何を見ればいいのか、何を揃えればいいのか、そもそも本当に売れるのか。

この記事では、せどりを始めたころに僕が実際にやったことを順番に書きます。最初に売れた商品、通った店、買いすぎた備品、そしてお金が足りなくなった話まで。うまくいった話だけではないので、これから始める人の参考になれば嬉しいです。

せどりは「安く買って、高く売る」商売です

せどりは、安く仕入れた商品を、高く売れる場所で売って差額を稼ぐ商売です。

言葉の元は古書業界の「競取り(せどり)」だと言われています。古書店で安く売られている本を買い、ほかの店に高く売る。それが今では、ゲーム、DVD、おもちゃ、家電など、中古市場のある商品全般に広がりました。

仕組みは単純です。ただ、単純なことと簡単なことは別でした。

最初の1個は仮面ライダーのベルトでした

たしか、最初に売れたのは仮面ライダーのベルトです。7,000〜8,000円で仕入れたものが、12,000〜13,000円ほどで売れました。手数料や送料を引く前で、差額は4,000〜6,000円くらいです。

「こんなものにプレミアが付いて売れるんだ」と驚きました。ここでせどりの面白さにはまった感じです。

ただ、こういう商品を自分で見つけられたわけではありません。お宝を拾えるようになったのは、店舗に通うようになってからです。それまでは、PDFの商材や売れ筋商品の情報、プレミア商品の記事を読みまくっていました。

読んだだけでは分からないことが、店に通うと少しずつ見えてきます。

通った店のこと

店舗せどりは、実際に店へ行って商品を見て、利益が出そうなものを買う方法です。ネットせどりは、ネットショップやオークションで安い商品を探して買う方法です。僕は店舗が中心でした。

通った店を並べてみます。

  • 古本・メディア系:ブックオフ、古本市場、ブックマーケット、GEO
  • ホビー・サブカル系:まんだらけ、アニメイト、虎の穴、らしんばん、買取王国
  • リサイクル系:リサイクルショップ、お宝家
  • 家電量販店:エディオン、ジョーシン、ヤマダ電機
  • ディスカウントストア:ドン・キホーテなど

最初に入ったのはブックオフでした。そこからリサイクルショップへ広げて、気づけばこんなに回っていました。

本も仕入れましたが、お宝の本はなかなか見つかりませんでした。それでCDやDVDを見るようになっています。正直、本は苦手なほうでした。

店舗には店舗のよさがあります。商品の状態を自分の目で確かめられるし、お宝を見つけたときのワクワク感は格別です。反対に、交通費がかかるし、荷物が増えると車がないとつらい。ネットなら家から探せますが、そのぶんライバルも多くなります。

僕のやっていた時期は、店でスマホを片手に商品を調べている同業者によく出会いました。そのうち、店側も条件が厳しくなっていきます。バーコードを読み取る機器の使用禁止、携帯のカメラ禁止、ネットの相場に合わせた値付け。店で見かけるせどらーの数も減っていきました。

店に通うなら、その店のルールは先に確認しておいたほうがいいです。

店舗とネットを比べると、こうなります。

項目店舗せどりネットせどり
商品の状態自分の目で確かめられる直接は見られない
お金交通費がかかる送料がかかる
手間荷物が増えると大変家で完結する
ライバル店による出かけずにできるぶん多い
時間その場で持ち帰れる届くまで待つ

どちらか一方に決める必要はありません。両方を併用すると、仕入れの幅が広がります。やってみて、自分に合うほうを選べば大丈夫です。

ネットせどりの例も一つ。前に書いたものですが、ヤフオクで欲しかった本を200円で落札して、一度読んでAmazonに出品したら500円で売れました。差額は300円です。小さい額ですが、家にいながら「買って、売れた」を体験できます。

最初に揃えた物と、買いすぎた物

せどりを始めるには、最低限これが要ります。

  • スマホ(ガラケーでも一応できますが、厳しいです)
  • パソコンとプリンター
  • クレジットカード
  • 銀行口座
  • 梱包資材(自己発送なら封筒、OPP袋、段ボール、テープ)

カードと口座は、Amazonで出品者登録をするために必要でした。ポイントが付くので、カードがあると仕入れのときも得をします。

問題は梱包資材です。僕は揃えすぎました。

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物実際どうだったか
ラベルシート 買いすぎた
OPP袋 サイズを色々揃えたが、買いすぎた
OPPテープ たくさん使った。Amazonに送る段ボールを組むときに重宝した
ガムテープ 使ったが、布テープのほうが使い勝手がよかった
手巻きラップ 役に立った。あると便利

使うサイズの袋は、結局決まってきます。最初から全サイズを揃える必要はありませんでした。足りなくなったら買い足すくらいで十分です。

手巻きラップは意外な伏兵でした。商品をまとめたり固定したりするとき、何かと手が出ます。

Amazonの倉庫へ送る段ボールは、スーパーへ買い物に行ったとき、余分にもらって帰っていました。新品の箱を買うのは、倉庫に送るだけなのでもったいないです。

ただ、スーパーによっては箱だけ持ち帰るのがだめなところもあります。段ボールが積んである近くの店員さんに聞いてからもらうようにしていました。

よく送っていたのは、120サイズか140サイズの箱です。このサイズは運送会社の運賃が変わる区分で、大きくなるほど送料が上がります。

送料については、郵便局、ヤマト運輸、佐川急便などと契約の相談もしていました。毎月これくらい送りますと伝えて、条件を決めてもらう形です。中身は契約次第で、人によって違います。料金表は公には出さないほうがいいので、ここには載せません。

Amazonにも納品の決まりがあるので、送る前に最新の案内を確認してください。

最初の収益はこのくらいでした

初月の利益は数千円でした。2〜3か月目くらいから、数万円になっていきます。

月に数万円あれば、副収入としては十分うれしいです。ただ、最初の1か月は拍子抜けするかもしれません。それでも、自分で仕入れて売れたという実感は、次に進む力になります。

資金が足りなくなった話

せどりで一番怖いのは、売れる商品が見つからないことではありません。仕入れたお金が戻ってこないことです。

せどりは小さな資金から始められます。最初によくやられるのが、108円の本やCDを仕入れて売る方法です。中には数千円になるお宝が混ざっていることもあって、見つけたときはテンションが上がります。

ただ、そういうコツコツした売買を繰り返すのは、正直めんどうです。始めたばかりのころは「売れなかったらどうしよう」「値下がりして赤字になったらどうしよう」と慎重になるので、危ない橋は渡りません。

怖いのは、慣れてきてからです。売れる商品が分かってくると、「カードの限度額まで買ってしまえ」となりがちです。ところが人気の商品は利益が薄いし、どの店にもあるわけではありません。すぐ売れるものと、なかなか売れないものに差が出てきます。

「どんどん仕入れて、どんどん売る」つもりが、「どんどん仕入れて、ぼちぼち売る」になる。これが資金ショートの入り口でした。

Amazonの入金は2週間に1回です。仕入れても、売れて入金されるまでには時間がかかります。僕もギリギリの自転車操業でした。

入金が少なかったとき、カードの返済日にお金が足りなくなったことがあります。そのとき、楽天カードのキャンペーンで金利分が返ってくるというものがあって、キャッシングを30万円ほど使いました。これを2回やっています。結局、次のAmazonの入金で返せたので乗り越えられました。

ただ、これは真似をおすすめしません。キャッシングは借金です。たまたまキャンペーンがあって、たまたま入金で返せただけで、一歩間違えたら危なかったと思います。

これから始めるなら、次のことを意識しておくと安全です。

  1. 仕入れの総額は、次の入金までに返せる範囲に抑える
  2. すぐ売れる商品と、売れるまで時間のかかる商品を分けて考える
  3. カードの返済日と、Amazonの入金日をカレンダーに書いておく

資金管理の失敗でせどりをやめてしまう人もいます。せっかく売れる商品が分かってきたところでやめるのは、もったいない話です。

これから始める人へ

最初は、いきなり大きく仕入れなくていいです。まずは1個仕入れて、1個売って、利益が出る流れを体験してください。僕のベルトがそうでした。

売る場所をAmazonにするなら、FBAという仕組みを使うかどうかも考えどころです。僕がFBAを使った理由と失敗は、FBAの記事に詳しく書いています。

最初は数千円でも、それが大事な一歩です。

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