段ボール20箱以上の在庫が、今も家に残っています。
何部屋かに分けて置いてあって、本やDVDは本棚に入れられるのでまだマシな方です。中身は本・CD・DVD・ゲーム・ゲーム機本体・コントローラーなどの周辺機器・日用雑貨・PC周辺機器。数えたら20箱では済まないはずです。

せどりのブログを書いているのに、本格的なせどりからは撤退している。笑える話ですが事実なので、今回はその理由を正直に書いておきます。
先に言っておくと、せどりを否定したいわけではありません。中古品をAmazonで毎月数百点のペースで回す。このやり方が僕には合わなかった、という話です。
始まりは仮面ライダーのベルトだった
Amazonのアカウント自体は前から持っていました。出品側のセラーアカウントに切り替えたのは、2010年ごろだったと思います。記憶が曖昧なので「ごろ」です。
きっかけは仮面ライダーのベルト。プレミア価格がついていると知って、試しに出してみました。
7,000〜8,000円くらいで仕入れたものが、12,000〜13,000円くらいで売れた気がします。これも記憶です。
定価より高く売れる。そんなに人気なんだと驚いたのを覚えています。ただ当時は小口出品で個人発送。送料やAmazonの手数料を引くと、利益はたいして残っていなかったはずです。そもそも利益はあまり考えていませんでした。ベルトも1個か2個売って終わりです。
大口出品で本格的に回した頃
本格的に大口出品で回し始めたのは、2013〜2015年ごろ。ここも記憶があいまいです。休憩期間を含めて、実質2〜3年ほどになります。
仕入れの基準は、売値の3割以内で買うこと。1,000円で売れる見込みなら300円以内、という感じです。ただし仕入れ値が1万円を超えるものは、そこまで厳密にしていませんでした。1万円で仕入れて2万円で売れるなら利益率は下がるけど、利益そのものは確保できます。率より額を見る場面もありました。
店舗では棚を端から端まで見る全頭検査もやっていました。やり方は全頭検査の記事に書いています。
この頃にアフィリエイトの塾にも入って、仲間にブログの書き方を教わりながらこのブログを始めました。そのあたりの迷走はノウハウコレクターだった僕の話に書いています。
撤退した理由は4つある
せどりをやめたというより、本格的に回すのをやめた理由は4つです。
- 規約と出品規制が厳しくなった
- 写真撮影がめんどくさくなった
- 返品の対応に疲れた
- 自転車操業で資金繰りが大変だった
どれか1つだけなら、続けていたと思います。全部が重なって、だんだん気持ちが離れていきました。順番に書きます。
規約・規制と手数料
Amazonの規約や出品規制は、年々厳しくなっていきました。さらに手数料も上がっていきます。売れても手元に残るお金が減っていく感じで、そのため仕入れの基準も厳しくせざるを得ない。やればやるほど窮屈になりました。
一番きつかったのは写真撮影
毎月数百点を出品していて、そのたびに写真を撮っていました。理由は2つあります。
1つ目は、返品で中身をすり替えられる事態への備え。2つ目は、中古品で「付属品がない」と言われないように、出品前に全部そろった状態を写真に残すことです。
特にきつかったのがこの2つ。
- 限定版のDVD:特典が多くて1枚の写真に収まらない
- CDやDVDの盤面のキズ:角度や光の反射で見え方が変わるので、キズが分かるように撮るのに苦労した
1点ずつは数分の作業でも、数百点になると地味に重い。仕入れて、検品して、撮影して、出品して、梱包して発送する。この流れの中で、撮影が一番しんどい作業になっていました。つまり仕入れより撮影の方が苦痛、という状態です。
説明文を読まない人もいる
検品はしっかりして、付属品も調べて抜かりなくやっていたつもりです。商品説明にも「〇〇の付属品は欠品」とちゃんと書いていました。それでも、たまに返品が来ます。
説明を読まずに購入して「〇〇が入っていない!返品!」というパターンです。おそらく価格しか見ていないのだと思います。コンディションの欄も確認していないのでしょう。なので説明文は、完品なのか欠品があるのかを調べてから書くようにしていました。
一番困ったのは、新品未開封の商品を開封して返品する人です。普通は開封した新品は返品を受けられないはずなんです。ところが返品の項目によっては、新品未開封で出したのに開封後に返品されたことがありました。こういうところは出品者に厳しいなあと感じます。
ルールは変わっていると思うので、今の規約は自分で確認してください。ただ僕にとっては、これもAmazon販売が嫌になった理由の一つです。
自転車操業の資金繰り
仕入れて売って、その売上でまた仕入れる。ほぼ自転車操業でした。売上が入る前に次の仕入れが必要になるので、資金繰りがずっと大変です。しかもAmazonの売上金が振り込まれるのは、僕の頃は2週間に1回でした。売れてもすぐには現金にならない。その間も仕入れの機会は待ってくれないので、なおさらきつかったです。仕入れ資金の話は仕入れ資金の記事に書きました。
売れ残りの行方
売れ残った在庫の一部は、廃棄しました。化粧品、たとえばリップです。含まれている油分が酸化したのか経年劣化なのか、変なにおいがするようになっていました。もったいないけど捨てるしかない。
本やDVD、ゲームは劣化しにくいので、こうして今も残っています。段ボール20箱以上。笑
3割以内で仕入れていたとはいえ、売れずに残った在庫はお金が寝ているのと同じです。資金繰りが苦しかった一因は、ここにもあったのかもしれません。
撤退後は楽なやり方に切り替えた
撤退した後は、新品せどりや食品せどりもやるようになりました。新品は撮影がいらない。また食品は中古がないので、付属品や盤面のキズを気にしなくていい。この辺りは楽でした。
そして今はヤフオクとジモティーでぼちぼち出品している程度です。年に10出品もいかないくらいです。ちなみに古物商の許可は取りました。あれこれうるさくなってきたので。笑
余談。10人のセミナーをやったことがある
少し話は変わります。
せどりの知識がついていたので、塾の仲間内で10人ほどのセミナーをやったことがあります。「せどりのいろは」という内容で、10〜15ページほどのノートを作りました。初心者にお店を回りながら教える同行もやりました。
どちらも仲間内だったので報酬はなし。涙
でも人に教えられるくらいには、せどりを分かっていたんだなと今は思います。お金にはなりませんでしたが、楽しかった記憶は残っています。
向き不向き。撮影が苦じゃなければ今でもやれる
撤退した話を書いたけど、せどりはやめた方がいいと言いたいわけではありません。
撮影が苦じゃない人なら、中古品のAmazon販売は今でも続けられると思います。むしろ写真は武器になるかもしれません。最近Amazonを見た僕の印象だと、商品画像を自分で付けている出品者は少なめです。個人より大手のストアが大量に出品している商品が多いので、写真付きの出品は差別化になる気がします。
新品なら撮影はいりません。僕が撮影に疲れたのは、中古品を毎月数百点という量だったからです。量を減らす、扱う商品を絞る、新品に寄せる。やり方を変えれば続けられたのかもしれない。今はそう思います。
あとは資金繰りです。自転車操業になりやすいので、仕入れ資金には余裕を持っておくのが無難です。
僕は本格的なせどりからは離れたけど、このブログは続けています。在庫の段ボール20箱も、そのうち少しずつ片付けていきます。

